私は生まれつき髪の毛が細く髪の毛の量も人と比べて少なく、苦労しました。幼少期は髪の毛のことなどほとんど気にすることもなく生きているのですが、中学生や高校生くらいの思春期になると自分の見た目を気にするようになり、ヘアースタイルも気になってくるものです。
最初に自分の薄毛に気がついたのは中学生のころ、学校で撮影した学級全体の記念写真を見たとき、周りの人たちよりもなんだか自分の髪の毛の量が少ないことにきづきました。なんか分け目の感じが違う。全体のハリも無いしボリュームもない。なんか変だと思いましました。それがきっかけで自分の薄毛を気にするようになり、セットの方法や整髪料を色々試すよになりました。
ただもともの髪の毛が細く量も少ないのでムースやジェルのような湿ったものを髪の毛に付けるとクシュっとまとまってしまいさらに髪の毛の量が少なく見えてしまうのです。どうしようかと色々考えた末にたどり着いたのがヘアスプレーで髪の毛を固めるという方法でした。当時のヘアースタイルは長さを長めにして真ん中から分けるような髪型でしたのではヘアースプレーを使うとサラサラ感はなくなりガチガチに固まってしまいますよね。
髪が短ければまだいいのですが本来はサラサラヘアーでなくてはいけない髪の毛の長さを強引にヘアスプレーで固めていたのです。すると動いていない時は髪の毛もそのまま動かずに固めたままなのでボリュームがキープされいい状態に見えるのですが、動いたり走ったりしても髪の毛はヘアースプレーで固めてあるので風にもなびかず不自然な状態になります。
しかも少し固めるくらいならいいのですがその当時のヘアスプレーの使用量がけっこう半端でなく大量に真ん中分けの長い髪に大量にふりかけていたため指を入れることもできないような状態になるくらいにセットしていました。何でそんな状態だったかというとどうしても長い髪を真ん中分けしたヘアースタイルに憧れていて(長いと言ってもロングヘアまでは行きませんが)短い髪はどうしてもいやだったのです。
思春期のこだわりだったのでしょうね。ですから体育の授業などでグラウンドにでてスポーツをしている時など風が吹いても一人だけ髪の毛は風にはなびきません。かつらのような状態に見えていたと思います。プールの授業などもすごく嫌いでほとんど休んでいました。私はハゲというより生まれつき髪の毛の量が少なく細い状態の慢性的な薄毛とでも言う状態だったのです。今は短髪にしてスッキリさせているのでもうそのようなことはないですが思春期の頃はほんとうに辛かったですね。