最近気かがりな事があります。 そう抜け毛です。 いつものようにお風呂に入っていると排水溝に髪の毛が明らかに多く溜まっているのです。 そして、朝起きて枕元を見るとやはり抜け毛がいっぱい落ちているのです。
まさか自分がなるなんて。 いやなるのは仕方ないのかもしれません。
なぜなら、祖父も父も薄毛どころか、本当に髪の毛がないですからね。 祖父はまったくないスキンヘッドみたいになっていて、尚且つ皮脂が原因なのかツヤツヤでした。 小さい頃の私は、よく祖父にツルッパゲのピカピカ星人など言って祖父の頭をこすっていました。 今思うと本当にとんでもない事をしていたと反省しております。祖父は優しくて孫の私が悪ふざけをしても、笑いながらピカピカ星に連れていくぞと一緒に遊んでくれました。
父はというと、徐々に前髪から薄くなっていきました。いつもは、オールバックにしていてカッコよく少し怖い存在だったので父の薄毛には触れることは出来ませんでした。
むしろ私も大人になったら父みたいにオールバックにしてみたいと憧れもあったので父の薄毛にはショックを受けたのを今でも覚えています。
憧れのヒーロが悪者に倒された時の衝撃と同じでした。
ヒーロは最後には復活して悪者を倒してくれましたが、父の髪の毛は復活する事はありませんでした。
当時の父は40代になったばかりで、私が小学5年生の頃に前髪が薄くなってオールバックでセットしても、前髪の部分がバーコードみたいになってしまっていました。
そして、私が絶対に薄毛にはなりたくない事が起きました。
それは、小学校5年生の授業参観日の日に父が仕事を休んで学校に駆けつけてくれました。 びしっとバーコードシルエットのオールバックで。
小学生は本当に思った事をズバッと言います。お前の父ちゃんバーコードスタイルじゃん。うける。 と言い放って馬鹿にしてきます。 周りの友達のお父さんは、薄毛の人もいなかったので尚更目立ったのでしょう。
それから、私のあだ名はバーコードになってしまいました。好きな子にもバーコードと呼ばれてしまいました。
それから高校卒業するまでバーコードと呼ばれました。
父の事は尊敬していたので、薄毛でも父みたいに家族想いで仕事を一生懸命する男になればいいと思っていました。
そして今年30歳になるのですが、やはり徐々に前髪から薄くなっております。 ヘッドスパや、育毛剤などで努力してはいますが、時間の問題な気がします。幸い付き合って3年の彼女がいて来年結婚予定なので、大事にしていきたいのと薄毛に負けないくらい中身を磨いていこうと思います。
そう思えたのも薄毛になっても全くマイナス発言をせずに明るい性格の父のおかげです。