■抜け毛
学生時代の話になりますが、部活のテニス部で練習に明け暮れていました。高校一年の春は特に何ともなかったのですが、梅雨が過ぎて照り付ける夏も気にせずに練習をしていました。
するとどうでしょうか…風呂上がりに髪の毛をセットするのですが、徐々にキマらなくなっていったのです。心なしか、薄毛になり地肌が良く見えるようになっていました。風呂で髪を洗った際にも抜け毛が沢山落ちていることも確認できました。
このままではまずいと思いましたがどうすることもできません。自分は薄毛とは無縁だと思っていたためしばらく対策がとれませんでした。
あまり他人は気にしていないかもしれませんが、こうなると憂鬱になってきて何をするにも気分が乗らずに周囲の目が気になって仕方がなってきたのです。外にもできるだけ出たくありませんでした。
■育毛剤
まずは薄毛をこれ以上進行させないように、これまで何も頭皮を守っていませんでしたが、バンダナを頭全体で覆って結びました。スポーツ用の帽子でもよかったのですが、帽子はツバの部分が邪魔だったのでバンダナにしたのです。
あとは育毛剤を買い、週1回程度風呂上りにつけるようになりました。育毛剤をつけた後の爽快感が違います。スーッとして気持ちいい刺激的な感覚でした。それまで夏の太陽光によって毛根がやせ細って薄毛になっていましたので、この刺激は回復の兆しを思わせる感覚を覚えました。
ただ、ここで調子に乗ってしまい週1回程度だったものを毎日のように育毛剤を使うようになったのです。始めの方は刺激と爽快感をかんじていましたが、そのうちその感覚も感じなくなってきていました。使いすぎて効き目がなくなってきていたのです。
■頭皮ケア
週1回程度育毛剤を使っていた時は、毛根に活力が出てきて、抜けた髪からも毛根の力強さと新しく作られている毛根の瑞々しさがありました。
ですが、毎日育毛剤を使うようになってからは、毛根までがまた細ってきて瑞々しさを感じさせない固い毛根になっていたのです。しかもまた薄毛感が戻ってきていました。
急遽1ヵ月程度育毛剤を止めた後、直射日光を頭皮に不必要に当てないようにしつつ、週1回程度育毛剤をつけて毛根の回復を促す。そんな生活を続けていました。
秋、冬は頭皮を常にバンダナで覆うようなことはしませんでしたが、日差しが熱いなと感じれば頭皮を保護していました。1年ぐらいで大よそ元の状態に近いところまで戻り薄毛はある程度解消されました。
ただ、それからというもの日常生活でもできるだけ頭皮は守るよう心掛けて帽子を被ったり育毛剤を月1回程度つけたり、ケアを続けるようになりました。