自分は抜け毛が多い体質であることは実感していました。お風呂でもシャンプーの時にごっそりと抜けましたし、朝起きた時に、枕にもしっかり毛が落ちていました。でも、薄毛にはなっていないと勝手な思い込みで、毎日を過ごしていました。ある時、彼女から「ちょっと頭のてっぺん薄くない?」と指摘され、改めて鏡でチェックしてみると、確かに薄くなっています。頭皮が透けて見えるくらいになっていました。この状況を知った自分は愕然とすると同時に恥ずかしいという思いました。
自分もバーコードハゲになるんだろうか?このままハゲ街道まっしぐらなのか、と。自分のショックを受けている姿を見て、彼女も「まあ、気にするほどのことじゃないかもね」と気を遣ってくれたほど、当時の自分は途方に暮れていたそうです。情けない話ですが、その日は会社を休んでしまいました。こんな恥ずかしい姿を人前にさらすなんて考えられない、明日から何とかして薄毛を隠さなければ。その日は頭頂部の薄毛を隠すためにサイドの髪をどう持ってくるかで過ぎてしまいました。
翌日、自分なりに薄毛を隠せているであろうという髪型で出勤しましたが、同僚から「どうしたの?髪型変だよ。いつもの髪型でいいんじゃないの?」と指摘され、自分は「ああ、そう?」と平静を装って答えるのが精一杯でした。それからは仕事も手につかず、5分ごとに髪型が崩れていないかをチェックしないときがすまなくなってしまいました。そんな自分の様子を見かねた彼女が「薄毛治療っていうのをやってるクリニックがあるみたいだよ、無料相談もしてくれるみたいだから行ってきたら?」と言ってくれました。
ネットで調べてみると薄毛治療専門のクリニックというものがあり、薄毛が治療できるものという考えが浸透しているとのこと。本当かな?本当に治療できるんだろうか?正直、信じることができませんでした。高額な治療費だけを払い、効果はないんじゃないんだろうか、と不安がっている自分に、彼女が「無料なんだから、いろいろ聞いてくればいいんじゃない?」と背中を後押ししてくれ、無料相談予約を入れました。
当日も朝から落ち着かず、仕事が終わってクリニックの前に着いてからも、正直帰ろうかどうか迷っていました。しかし、そのクリニックには自分と同年代であろう方々が次々に入っていくのを見て、意を決して入りました。無料相談に対応してくれた方に非常に丁寧に説明して頂き、薄毛に対する不安、恐れはかなり減りました。かかる費用などとも考慮に入れ、今はそのクリニックで治療を開始しています。明日も予約を入れています。前向きな思い出治療に向かおうと思います。