以前にイタリア人の友人が、「イタリアでは薄毛になった男性はみなスキンヘッドにするか、短髪にする」といっていました。この友人の言葉を聞いたとき、薄毛を下手に隠すよりもスキンヘッドや短髪といった形ですっきりと見せたほうがかっこいいことに気づきました。確かに映画俳優やスポーツ選手の中にも、薄毛であることを隠さずにスキンヘッド、もしくは短髪にしている人が多く、みな非常にかっこよく振舞っています。もちろん彼らは人に見られることが商売ですので、私たち一般人とは異なるのは百も承知です。しかし彼から薄毛をかっこよく見せる手段を学ぶことは可能です。
まず薄毛はダンディーな印象を与えることが多く、そのためファッションもおしゃれな大人をイメージしたものとすることができます。たとえばかしこまった場での服装でしたら、細身のスーツにダブルカフスのシャツを着用し、ジャケットの胸ポケットにチーフを入れるといった感じです。またおしゃれな腕時計をつけることもお勧めです。もう少しおしゃれ度をアップしたければ、このスタイルにハットをかぶることなどもできます。また伊達メガネをかけたり、ヒゲを生やしたりすれば、ダンディーな印象は強まります。
普段着の場合、やはりお勧めはジャケットスタイルです。この場合も細身で、ウエストに絞りの入ったものがお勧めです。またジャケットの下に合わせるシャツは襟がしっかりとしているもので、上2つのボタンを開けるなどして着用すれば、おしゃれな大人を演出できます。この場合、伊達メガネの代わりにサングラスをかけることもできます。夏の時期などにホワイトカラーのジャケットにブルーカラーのシャツ、そしてサングラスといったファッションは、薄毛であろうと爽やかさをもたらすものです。
恐らく日本人の場合、スキンヘッドよりも短髪の方が抵抗なく行えることでしょう。しかしこれまで何となく隠してきた薄毛を短髪によってさらけ出すことは、とても恥ずかしいと感じる人もおられるはずです。そのような場合、先にも述べたような伊達メガネやサングラスを使用したり、ヒゲを生やすことができます。このようなものによって人の注意を頭部からそらすことができるからです。
またサングラスにヒゲといったスタイルはどちらかというとガッチリとした体格の人の方が似合います。童顔であったり、体系が痩せ型である人は、ヒゲに伊達メガネなどのファッションがしっくりくるのが一般的です。