12裁で薄毛
僕が薄毛に気づいたのは、なんと12歳のときでした。今では見る影も無いくらいのブサイクですが、小学生の時はそれなりに外見が良かった僕。芸能人でいうと、ナインティナインの矢部っちに似ているとよく言われていました。
そんな矢部っちに似ていた僕が薬の力で育毛にチャレンジした体験を紹介します。小学校の卒業式を前に散髪することに。馴染みの床屋さんで、自慢げに「矢部さんに似てるって言われたんですよー!」とドヤ顔をしていたら、なんとそこのマスターが気を利かせて矢部っちと同じ真ん中分けにしてくれたんです。
「ホラ、矢部っちになったよ」
鏡を見ると、そこには幼いながらも確かに矢部っちに似た少年が座っていました。ちょっと違和感もありましたが、それは「やはり僕がそこまでかっこよくないからだろう」と納得。僕は嬉しくなって「ありがとうございます!」と丁寧にお礼を言いました。
さて、家に帰る前に床屋さんの出入り口にある鏡を見ながら改めて自分の姿を確認していると、先ほど覚えた違和感が強くなってきました。「鏡で見た時は気がつかなかったけど、近くで見るとやっぱり本物にはとどかないのかな?」そんな風に思った瞬間、僕は違和感の正体に気がついたんです!
分け目がメチャクチャ広いじゃん!そう、真ん中分けにした分け目が、尋常じゃない広さだったんです!まるで、モーセが割った海のように広く割れた分け目からは、青白い頭皮が弱弱しく見えています。まだ床屋の敷地から出ていないというのに、慌てて真ん中わけを直す僕。
育毛剤で薄毛対策
ここから僕と薄毛との戦いの日々がはじまりました。とりあえず、薬の力に頼ろうと、近所のコンビニで育毛トニックを購入。小学生がレジに育毛剤を持ってくる姿は、さぞ不憫に思えたことでしょう。
1日2回。毎日育毛剤をつけ続けるつもりだったのですが、家族にばれることを恐れた僕は毎日つけることができませんでした。
その結果、もちろん育毛は失敗。育毛トニックの効果がなかったのではなく、継続できなかったのが敗因でしょう。
この敗北から、僕は次のことを学びました。
・育毛は、継続が肝心
・育毛は、家族の協力が肝心
育毛剤は継続すること
薬を継続して使い続けることができたら、僕の未来は変わったのかもしれません。また、恥ずかしがらずに家族に話すことができていたら、僕の髪は今でも残っていたのかもしれません。
薄毛に悩む若者には、是非そのことを知って欲しいのです。また、お子さんが薄毛に悩んでいると思ったら、家族の方にはさりげないフォローをしてあげてください。
育毛剤は上手に使えば、薄毛対策になります。以上のことを守って、みなさんは薄毛な未来を迎えないようにしてください!