女性にとって髪は命と言いますがその分、理想の髪質でない私の場合は大きな悩みであり、ストレスとなっています。 量が多い、髪が太い、くせ毛である・・・。おまけに白髪が増えてきた。最近では、髪をスく技術が進歩、もしくは流行っているので量が多い事に関しては、「美容師さんに余計に仕事をさせてしまって申し訳ないな」と思うくらいで特に問題はありません。
でも、髪の毛が太い事、くせ毛であることは幼い頃からの大きな悩みです。高校時代は、髪型が校則で決められていたおさげだったので、特に悩むことなく過ごすことができましたが、小、中学生の頃は本当に苦労しました。
小学生の頃は、まだ不器用なので、できたとしてもポニーテール。兄弟が多かったので朝、親に髪を結ってもらうなんてことはとてもじゃないけれど頼めませんでした。なんとかポニーテールにしても太い髪とくせ毛のせいで綿あめのように広がってしまうのです。だからと言って、ショートヘアにしようもんなら、頭全体が雀の巣のように爆発してしまうのです。
小学生の頃はまだ異性の目もそこまで気にせず、天真爛漫でごまかしていましたが、中学生ともなると、やはり異性の目も気になるものです。多くの女子はサラサラのストレートヘアで、まとめ髪にしなくても激しい運動をしても平気そうでしたが、私の場合は、前から風が吹けば髪の毛が全部後ろになびいたまま、後ろから風が吹けばやまんばの様・・・。
どんなに朝晩ブローしても、かならず髪の毛が広がってしまっていました。そのため風が吹くたび、授業中、休憩時間に後ろを振り返ったりするたびに、髪の毛をなで、ボリュームを抑えるという行為を何度もやっていました。そんな行為のせいか、男子からは「ぶりっこ」と言われるようになってしまいました。それからまとめ髪をするようにしましたが、それも結局「かわい子ぶって・・」と言われてしまう始末・・・。
大人になって、何度か縮毛矯正も行なってきました。最初の頃はサラサラのストレートヘアが嬉しくて気に入っていましたが、セミロング、ロングが実は私には似合っていない事に気付いてしまいました。また、縮毛矯正はいかにも「縮毛矯正しました」状態になり、私には合っていないと感じたのです。
今現在は、自分でカット技術を習得(自己流)し、ショートヘアをキープしていますが、ここに至るまでは本当に大変でした。美容室に行って「ショートにしてほしい」と言っても「くせが酷くて襟足がはねますよ」と断られたり、「部分パーマとして部分的に縮毛矯正・・・いや無理か・・・」と断念されたり・・・。
毎年、毎年、流行りの髪型が出てきますが、私の場合、そこに至る事ができた時には既に次の流行がきているのです。だから流行を追うことはやめました。ある意味、女性であることも諦めています。最低限、清潔感を保つためのヘアスタイルにしている状態です。
薄毛の方からしてみれば、髪の量が多い事はうらやましいことなのかもしれませんが、私は年々髪の毛が細くなっていく将来が楽しみで仕方ありません。
今では白髪が年々増えはじめ、白髪染めをしたいのですが、それも「まだ大丈夫、この白髪の割合で白髪染めしている人はいない」と美容師さんに断られました。でも、私の髪の毛は太いので、1本の白髪がとても目立つのです。
今後、美容室に行く事があるかどうか分かりませんが、新しい流行の髪型の技術を取り入れる美容室ではなく、私の様な髪の毛に悩みを持つ女性が理想の髪型にできる技術を持った美容室に出会うことができればな、と思います。