髪の毛を洗うのが面倒、忙しくて髪の毛を洗っている時間がない、シャンプーを切らしてしまった、さまざまな理由で髪の毛を洗わないで過ごしてしまうことがありませんか。髪の毛を長期間洗わずにいると髪の毛がべたべたとしていきます。
でも、そのべたべたの原因を知っていますか。原因を知ることでベタベタの解消法も見えてきます。
髪の毛を洗わないでいると
髪の毛を洗うことには、頭皮や髪を清潔に保つ役割があります。
そのため、毎日洗っている方が多いとは思いますが、ときには洗えないこともあります。仕事などが忙しいと帰宅が遅くなってしまい、少しでも早く寝たいがために洗わないで寝てしまうこともあるでしょう。
シャンプーを切らしてしまって、シャンプーを使って洗えないこともあります。買いに行けばよいのですが、忙しかったりすると買いに行く暇もありません。
洗わないでいると髪や頭皮がべたべたとしてきます。不快に感じることがあるし、不衛生に見えてしまいます。
洗わないでいるとべたべたする原因
頭皮からは毎日汗や皮脂が分泌されています。頭皮の汗腺の数は多いため、汗や皮脂の分泌は活発です。
長期間洗わないでいると髪の毛がべたべたとしてきますが、これは洗わないでいたために頭皮に皮脂が付着してしまっためです。
顔も皮脂分泌量が多い部位ですが、鼻を触るとべたべたすることがありませんか。べたべたするのは皮脂が多く分泌されているからです。頭皮も洗わないでいるとこのようなべたべたとした状態になります。
また、人間の体には皮膚常在菌が棲みついていますが、皮膚常在菌の中には臭いの原因となるものが存在します。汗や皮脂を分解して臭い物質を作り出し、頭皮から臭いがするようになってしまいます。
べたべたを解消するには
べたべたの原因は洗わないことなので、べたべたを解消するには髪の毛を洗う必要があります。
皮脂分泌が活発な場合は毎日シャンプーを使って洗うとよいでしょう。しかし、忙しい、疲れている、面倒などさまざまな理由で毎日は洗えないこともあると思います。そのような場合、皮脂分泌が活発でないのなら毎日シャンプーを使う必要はないでしょう。べたべたや臭いが気になるときにだけシャンプーを使って洗うようにします。
シャンプーの仕方も重要です。適当に洗っていてはべたべたは解消されません。まずはブラシで髪をとかします。ブラシでとかすことでホコリのような簡単な汚れが落ちます。
その次にお湯で洗います。シャンプーをつける前にお湯で洗って、ホコリや汗など水溶性の汚れを落とすのです。これによってシャンプーの泡立ちがよくなります。
シャンプーはいきなり頭皮にのせるのではなく、手で泡立ててから泡を頭皮にのせます。髪の生え際から頭頂まで指の腹を使ってなでるように洗いましょう。
べたべたする場合は2度洗う必要があるかもしれません。一度ではべたべたが落ちない場合は、もう一度シャンプーを使って洗います。最後に十分に洗い流しを行います。
洗わずに過ごすには
応急処置としてべたべたを解消する方法もあります。ベビーパウダーを髪につけると少しさらさらとした状態になります。パフにベビーパウダーをとり、頭皮にポンポンとはたきます。少し白くなるかもしれませんが、白くなる場合はドライヤーで粉を飛ばします。ベビーパウダーをはたくと髪の指どおりがさらっとすることでしょう。
余分な皮脂をティッシュでふき取るという方法もあります。頭皮にティッシュを押し当ててふき取ってください。
これらは応急処置です。しっかりとべたべたを取るためにはシャンプーをする必要があります。シャンプーには界面活性剤が配合されており、界面活性剤の力が頭皮や髪に付着したべたべたの原因の皮脂を取り除いてくれます。ティッシュやベビーパウダーでは完全には取り切れないので、さらっとした髪を維持したいならシャンプーを使って洗うとよいでしょう。
また、偏った食事が原因で皮脂分泌が活発になっていることもあるので、食事内容の見直しも大切です。油っぽいもの甘いものの食べ過ぎは皮脂分泌を活発にします。揚げ物、肉類、お菓子などは控えるとよいでしょう。
まとめ
髪の毛を長期間洗わないとべたべたとしてきます。これは皮脂によるものです。べたべたするだけでなく、臭いが気になることもあります。
べたべたしていると不衛生な印象を与えます。根本的に解決をするには、シャンプーを使って洗うことが大切です。紹介したような方法で定期的に髪と頭皮を洗ってみてください。
どうしても洗えないときは応急処置をするとよいでしょう。しばらくはべたつきを抑えてくれます。しかし、応急処置なので根本的な解決にはなりません。
どうしても髪の毛を洗えないことはあると思います。しかし、さらっとした髪を維持するには、ときどきでもよいので丁寧に髪の毛を洗うことが大切です。