10代のお子さんを持つ親御さんや10代とかかわりのある大人の方は、10代の頭皮の臭い
が気になった経験がありませんか。また、自身が10代のころ頭皮の臭いに悩んでいたという方もいるのではないでしょうか。
でも、どうして10代の頭皮は臭いが気になるのでしょうか。また、どうすれば10代の頭皮の臭いを解決できるのでしょうか。その内容をご紹介します。
10代の頭皮の悩み
実は10代の頭皮は臭いやすいです。特に思春期の男の子の頭皮は臭いやすい傾向があります。
今10代の方なら「頭皮の臭いが気になる」「周りから臭いといわれていないか心配」「コソコソいわれている気がする」といった悩みを抱えていることもあるのではないでしょうか。
頭皮の臭いの悩みは人には相談しにくいので、一人で悩んでいることもあるはずです。臭いの悩みを抱え続けるのはつらいものです。しかし、毎日の生活に気をつけることで臭いが軽減することが期待できます。
臭いの原因
では、どうして10代の頭皮は臭いやすいのでしょうか。その原因は成長ホルモンが活発に分泌されることと関係しています。
10代は成長が活発になる時期です。身長がぐんぐんと伸びてくるし、体にも変化があります。
成長が活発に行われるのは成長ホルモンの働きによります。成長ホルモンは体の成長を促すホルモンで、身長を伸ばす、細胞を合成・修復するなど、体のさまざまな働きに関与しています。
成長ホルモンには皮脂分泌を盛んにする働きもあります。皮脂自体はそれほど臭うものではないのですが、分泌された皮脂を放置していると酸化をして過酸化脂質ができます。揚げ物の油は嫌な臭いがしますが、これは油が酸化をしているからです。過酸化脂質も嫌な臭いがします。
また、皮脂をもとに頭皮に住み着いている菌が繁殖をすることも臭いの原因です。
頭皮の洗い方を見直そう
臭いを抑えるためには、きちんと頭皮を洗って臭いの原因となる皮脂を取り除くことが大切になります。
毎日きちんと洗っているという方は多いことでしょう。しかし、きちんと洗っているつもりでも洗えていないことは珍しくありません。
泡をたっぷりと立てて洗った気持になっていませんか。泡をたっぷりと立てることは大切です。しかし、泡立っているだけで頭皮までは洗えていないことが珍しくありません。
髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うことがポイントです。髪の表面だけでなく頭皮まで洗うように意識してみましょう。
まず手のひらでシャンプーをよく泡立てます。そして、泡を頭皮に乗せたら指の腹を使ってなでるようにして洗います。強くこすって洗う必要はありません。強い力を加えると摩擦の影響で頭皮が傷ついてしまいます。
頭皮にはもともと外部刺激から守るバリア機能が備わっていますが、頭皮が傷つくことでバリア機能が低下をして、外部刺激に敏感になり、乾燥しやすい状態になります。その結果、フケやかゆみといった頭皮トラブルを引き起こします。丁寧に頭皮を洗ったら洗い流しを行います。
丁寧に洗う習慣を
毎日何気なく行っているシャンプーですが、頭皮を健やかに保ち臭いを抑えるためには、毎日のシャンプーが大切になります。
ポイントは、髪の毛ではなく頭皮を洗うこと、こすりすぎないことです。臭いが気になる念入りに洗いたくなりますが、ゴシゴシ強くこすって洗うと頭皮を傷つけてしまいます。そして、フケやかゆみといった新たなトラブルの原因となるので、強い力を込めて洗わないように気をつけましょう。
また、成長ホルモンの影響も関係しているので、ホルモンバランスを保つように心がけることも大切です。
不規則な生活はホルモンバランスを乱す原因となるので、早寝早起き、規則正しい食事といったことも大切になってきます。
10代は夜更かしをしてしまったり、ファストフードやお菓子などバランスが悪い食事をしがちなので、こういったことにも気をつけてみてください。シャンプーを毎日している、正しく洗っている、それなのに臭いが解決しない場合は生活習慣を見直してみるとよいでしょう。
シャンプーで外からケアをするだけでなく、生活習慣を見直して体の中から整えていくことも大切です。
まとめ
10代は頭皮の臭いが気になりやすい時期かもしれません。原因は成長ホルモンが活発に分泌されることによる皮脂の分泌です。皮脂が酸化をすることや皮脂によって菌が繁殖することが臭いの原因となります。
悩みを解決するためには、頭皮を健やかに清潔に保つことが重要になります。毎日シャンプーをしているけれど、臭いが気になるという方もいることでしょう。そのような場合はシャンプーの仕方を見直してみてください。これまでやっていた方法が逃避環境を悪化させて、臭いを悪化させている可能性があります。
頭皮の臭いが気にならない生活を想像してみてください。気持ちが明るくなりませんか。そんな未来のためにシャンプーの仕方など気をつけてみるとよいでしょう。