髪の悩みはビジネスマーケティングなのか?

勝手なイメージですが、若い時から薄毛を意識されている方は、比較的結婚が早い印象があります。きっと親や先祖の頭髪状況を自負しており、髪の消費期限を感覚で察知しているのだと思います。自信を失う前にアプローチをかける。いい作戦だと思います。

さて、フランスではハゲはクールという印象を持たれるそうですが日本での風当たりは依然としてなかなか強いです。なぜここまで薄毛とは人を悩ませるものなのでしょうか。人を悲観の谷へ突き落とし、生きる気力すら失わせてしまうか。もしかすると原因はテレビではないかと思い至りました。テレビは広告なのできらびやかな印象を持たせるため、負のイメージを持たれるものはできるだけ登場しません。人はとりあえずテレビをつける動作が習慣化しています。情報と言えばネットが発達した現代でもテレビが主体です。そこには40~70歳くらいまでのスタイリッシュな芸能人がたくさん映っています。それによってなぜ自分は・・と自己否定してしまうことにあるのではないでしょうか。

薄毛そのものはなんでもありません。比べてしまうことに問題があるのです。そして比べる対象はいつだってキラキラしたイメージです。イメージとは作られたものであり虚像に過ぎないのですが、情報そのものと現実を混同している人がとても多いということです。

物事の尺度は日本の場合、風潮によって計測されます。イメージとは風潮であり、現実と風潮は決して同じものではありません。ではなぜ風潮が必要なのでしょうか。ビジネスだと思います。マーケティングの方法として不安を煽る戦略があります。

不安を煽り、消費をさせる。これは基本的なことです。やっていないのはあなただけですよと言われると、じゃあ・・と手を出す人はがほとんどです。薄毛は劣等感を招き、自動的に自信喪失へ繋がります。ビジネス目線で言えば、これほどおいしいマーケットはありません。戦略として不安を煽らなくても、自ら率先して消費してくれるのですから。生命保険などの保険関係は、安心を売り物にしたものです。これは商売上手なユダヤ人が考え出した概念だと言われています。人間の感情すらも商品になるのです。安心が売れるのなら、不安だって売ることができます。薄毛の方の大きな悩みは他人の目線だと思いますが、ここに問題が隠れています。

はっきり言って他人の目線ほどどうでもいいものはないのですが、作り出された風潮によって劣等感を抱かなければいけない状況の中に甘んじているということです。髪が薄かろうがくせ毛だろうが気にする必要は本来ないはずなのです。どんな人にも堂々と生きる権利があります。これから日本でもハゲはクールという波が必ずやってきます。たくさんの苦しみを抱える人たちが劣等感の呪縛から解かれる日が待ち遠しいです。