RONINの映画のネタバレ感想

RONINという映画。タイトルを感想は日本的な要素が詰まっているのかと思わせるものですが、表面的には何もありませんでした。でもいつのまにかその部分は気にせず見てしまっていました。

キャスティングについて、ロバートデニーロとジャンレノが起用されている映画のRONIN。この2人の名前を見た時は、人間模様を描いたドラマのような内容をイメージしましたが、実際はそんなことはなく、アクションが多くどんどん展開が変わっていく内容という感想をもちました。

ネタバレの内容がありますのでご注意ください。

キャスティングに違和感

こういう内容の映画であれば、違ったキャスティングで良かったのではと思います。この2人がダメということではなく、この2人を起用することで、先入観を持って見てしまったのは私だけではないと思います。

もう少しシリアスな内容のような少し重い空気感での映画の方がしっくりくるような感想をもちました。RONINという映画は間違いなくアクション映画で、メインのアクションをカーチェイスという設定にしてるのではないかと感じました。

それぐらいカーチェイスのシーンが多く激しいものばかりです。なかなかのしっかりとしたアクションシーンを好む監督なのかと思わせられるものとなっています。

前半のカーチェイス

前半のシーンで、街中を2台の車がカーチェイスをするシーン。まるでレースのような激しさで、細い路地でも関係なく走る様子はカーチェイス好きにはたまらなく感じました。

そして、ロバートデニーロが演じるサムがバズーカ砲を放ち、車を大破させてしまうシーン。現実的ではないですが迫力満点で良かったと思います。そして、デニーロとバズーカという組み合わせも新鮮でした。

こういうアクション映画は数多く出演していてもいいのではないかと思わせてくれるぐらいです。それとともに、街中で行われる激しいの銃撃戦など、とても力が注がれているな〜という感想をもちました。

たっぷりアクションシーンが盛り込まれていて、これからまだまだあるであろうアクションシーンが楽しみになるほどでした。後半に入っても、たっぷりと使われているカーチェイスのシーン。

2台の車が、道路を逆走しながらひた走るシーンは見事だと思います。CGを使わず、実車で撮影していることが、物々しさを感じさせてくれています。

CGを使えばもっとド派手なカーチェイスシーンを作ることもできたのでしょうが、CGにはない現実的な動き、実車で撮影するからこそ感じるものが昔ながらアクション映画やカーチェイスのシーンを思い出させてくれます。

このシーンは映画全体からすると一部だと思いますが、このシーンを撮影する為にどれだけの労力を使ったのだろうと思わせられます。一体何台の車が壊れていくのだろうか、そしてこれだけのカーチェイスでのアクション、車の挙動など、どこまで計算されているのだろうと考えさせられました。

これが全て計算された上で、緻密に練られたカーチェイスの計画であれば、素晴らしいとしか言いようがありません。リアルな疾走感を演出するための努力とこの撮影を安全に進めるという努力、どちらもパーフェクトに行わないと映画にならないはずで、それを考えるとこの迫力には頭が下がります。

銀のケース

そして、もう一つこのRONINという映画で忘れてはならないのが、銀のケースです。このケースを巡って、アメリカ、ロシア、フランス、アイルランドの各国のスパイが繰り広げるアクションがとてもかっこよく映画の内容を濃くしています。

ケースの中身を知らずにケースを追う、ただとても重要でお金になるということだけわかっている中で、奪い合うスパイ達。

中身がどういうものなのが、見ている側ももちろん気になり、いつそれが明かされるのか、映画が進んでいく中で期待が膨らんでしまうほど。しかし最後まで、中身がどういうものだったのかはわからず。

中身のものが重要ではなく、重要なものが入っているであろうということで、各国のスパイが必死に奪い合う様子を描くことがメインテーマであったように思います。銀のケースを巡る各国の思い、各スパイの行動、ふんだんに取り入れられている激し過ぎるぐらいのカーチェイスシーン、これがこのRONINという映画の見どころだと思います。

この3点を理解した上で、再び観たRONINは、ロバートデニーロとジャンレノという配役がしっくりおさまって見えたのは私だけでしょうか。

それでこの2人だったのかという納得にも近い感想を持ちました。アクションシーンやカーチェイスシーンがすごく迫力があり気合の入った作りなので、そちらが目立ちますが各スパイ達の人間模様が垣間見える部分に意識を持ちながら、この映画を観ると迫力満点の単なるアクション映画ではないことに気付かされます。

ロバートデニーロとジャンレノの2人の人間くささを注意しながら観ることを私はおススメしたいです。できれば、1度目は何の先入観もなく観て、2度目は説明したことを意識して見てもらえれば、より深くこの映画を楽しめると思います。ネタバレしても楽しめる映画です。